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広告施策を一切やらずに集客!編み物業界の最大手amirisuがECサイトを運営する理由とその方法

amirisu株式会社

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  • インタビュー

  • 2022/08/25

    amirisuでは2012年創刊の編み物雑誌に加え、世界中から集めた最高級の毛糸、美しいテキスタイル、選りすぐりの道具類を揃えたショップをネットショップのみならず、京都と東京でも実店舗を展開しています。編み物をはじめとした手芸レッスン、リトリート、イベントなども運営。ビジネス面では、質の高い日本製の手芸用品を海外へ輸出も行っています。

    そんなamirisuはいわゆる一般的な広告施策を一切行わずに集客を行っています。集客方法や今後の展望などを、代表の田中様にお伺いしました。

    https://shop.amirisu.com/


    日本に編み物専門のコミュニティがないことが立ち上げのきっかけ

    Q.amirisuについて教えてください。

    もともとはバイリンガルで発行する、オンライン限定の編み物雑誌からスタートしました。ニットのパターンや毛糸についての情報を発信する雑誌として2012年に創刊しました。

    2年ほど運営していく中で、海外の展示会に招待された際に、ぜひ印刷版も出して欲しいとの要望を受けたので、そこから紙の雑誌の発行もはじめ、少しずつ部数を増やしていきました。

    さらに2年後の2014年にはもともと勤めていた会社を退職し、編み物仲間だった落合と共にamirisuに専念することにしました。

    雑誌だけでは商売にならないため、合わせて毛糸の販売も行うことにしました。
    毛糸の販売は実店舗だけでなく、遠方のお客様にも届けたいという思いからECサイトも同時にオープンしました。

    Q.編み物はもともと趣味でやられていたのですか?

    そうですね、休みの日や仕事終わりに趣味として行っていました。

    実際にビジネスとして興味を持ち始めたのは、2007年ごろにアメリカで編み物のSNS「Ravelry」が立ち上がり、そのベータ版に参加させていただいたことがきっかけです。

    今は何百万人もユーザーがいるRavelryは、世界中の人が自分の編んだ作品の写真やどの毛糸を使ったのかなどの情報をアップすることができ、さらにオリジナルのパターンをPDFで販売することもできます。

    そのころはまだまだ編み物初心者でしたが、世界中の編み物ユーザーの作品が見れることで、編み物だけでなくRavelryという巨大なデーターベースのビジネスモデルにも非常に興味が沸きました。同時に日本ではそのような編み物専門のデータベースや交流の場がないことにフラストレーションを感じ、自分で立ち上げようと思うようになりました。

    広告施策は一切なし。amisiruの集客手法

    Q.ECサイトの集客はどのように行っていますか?

    実は一般的な広告は一切使っていないです。逆に、広告以外の集客施策はほぼ全て行っており、特にSNSからの流入、また雑誌の読者が流れてきてくださるケースがほとんどです。

    これまで海外のサイトで毛糸を購入されていた方から、日本のサイトで買えるようになってありがたい、というお声をよくいただきます。

    海外のサイトには日本では販売していないようなおしゃれな毛糸がたくさんありますが、その反面発送までに時間がかかったり、そもそも購入方法がよくわからないケースが多かったんです。

    編み物専門のECサイトはそれまであまりなかったので、多くのお客様に喜んでいただいています。

    Q.なぜ広告は実施されていないのですか?

    SNSの運用により、非常に多くの編み物ユーザーさんにamirisuを認知していただけるようになりました。

    また、メルマガなども配信することにより、新規のお客様だけでなく既存のお客様との接点も増やしています。

    もともとは2人でやっている会社ということもあり、広告を実施して常に目先のお客様を集客するというよりは、amirisuの存在を知っていただき、お客様の好きなタイミングでECサイトや実店舗に訪問してくださることを理想としているため、無理に広告配信を行ってはいないというのが理由です。

    在庫を揃えられるから、実店舗とECサイトを同時にオープンできる

    Q.広告費や広告運用リソースに悩まれているストアも多い中、SNSや既存のお客様からの流入だけでしっかり売上を上げられているのは素晴らしいですね。

    ところでECサイトのオープンと同時に実店舗も開始されたとのことですが、かなり大変ではなかったですか?

    起業当初はECストアと実店舗の在庫を一元的に管理できるようなシステムがほぼなかったため、手作業での管理がとても大変でした。そこで色々と模索するうちに発見したのが、まだ日本ではユーザーの少なかったShopifyです。

    ECストアで最も課題になる部分の一つが「在庫管理」だと思いますが、Shopify POSを活用して実店舗と一気に行えるのは本当に便利ですね。

    最初はShopifyにもプラットフォームをまたいだポイント管理のアプリがなく、店舗のみでポイントを付与していましたが、現在ではECサイトで購入しても実店舗で購入しても同じようにポイントが付くようにしているため、お客様にも喜んでいただけています。


    Q.Shopifyは実店舗とECストアの連携がスムーズですよね。他にもShopifyを選ばれた理由はありますか?

    Shopifyは、デザインの自由度や柔軟性が高く、そこも私たちのビジネスには適していますね。
    アプリも本当に多くの種類があるため、機能の拡張性も高いです。

    ハックルベリーさんのアプリでは「定期購買」を利用させていただいております。

    定期購買アプリを利用し、引き落としのエラーが解消

    Q.ありがとうございます!「定期購買」を活用してどのようなサブスクプランを実施されているのですか?

    雑誌と編み物のレッスンをサブスクで販売しています。

    Shopifyでサブスク用のアプリがなかった頃は1年分をセットで販売していましたが、お客様が更新を忘れたりで脱落率が多く、こちらも管理が大変だったので、サブスクのアプリを入れたいなと思っていました。

    「定期購買」アプリの前は海外製のサブスクアプリを利用していましたが、引き落としの際のエラーが頻発しており、頭を悩ませていました。

    「定期購買」が公開されて、そのような悩みもなくなりましたし、さらに移行の際もお客様の情報をそのまま移管することができたので非常に助かりました。

    Q.今後のamirisuさんの展望について教えてください。

    今は毛糸など編み物グッズを中心に販売しておりますが、今年からはソーイングにも力を入れていきたいと思っています。
    また、少しずつコロナも落ち着いてきているので、実店舗内でイベントなども積極的に企画していきたいです。

    編み物には同じ作業を繰り返すことにより、心を安定させるメディケーション効果があると言われています。

    世間一般的なイメージですとおばあちゃんが焚き火の前で編み物...というイメージが強いかもしれないですが、実際のamirisuユーザーは30-50代の女性がほとんど、最近では男性の方にもご利用いただけるようになりました。

    忙しいこの時代だからこそ、心を安定させることのできる編み物の魅力を広めていければと思っています。


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